二〇二三年のun.の活動テーマ

今日は二十四節気の「立春」。

そして、七十二候の第一候「東風凍解(はるかぜこおりをとく)」。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

二〇二三年の私たちの活動もゆっくり始動していきます。

今年の私たちの活動テーマは、


「感」

これを読んでいる、今、あなたは何を使ってこの言葉を読んでいますか?
スマートフォン?タブレット?ラップトップ?
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その指先は、どこに触れていますか?
指先の形は、今、どうなっていますか?
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そのカラダ全体の姿勢は今どうなっていますか?
今日、何度その姿勢でいましたか?
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今手にしている「道具」を、自分が使っていると思いますか?
実は、「道具」のほうに、カラダが支配されていたりして。


現代社会はテクノロジーが発達し、「道具」によって、指先の特定の動きだけで、沢山のことができるようになりました。

しかし例えば、東京都心の電車内を観ると多くの人々が、手にはスマートフォンを持ち、指先はその画面を触れ、頭は少し俯いた姿勢で、胸は閉じ、肩は内側に入った姿勢、その画一的な姿勢や動きになっていて。

そんな光景をよく目にします。

また、さまざまなフィールドにおいて、エビデンス(証拠・根拠)、ファクト(事実)、電子機器の数値などデータを基に、思考したり、事象を捉えたり、意思決定を行うことが強調されるようになっています。

それらを活用することは大切なことですが、

その反面、エビデンスやファクトは「過去」を根拠に作られていて、数値やデータはあくまでも、その時代時代の最新のテクノロジーにあらかじめ設定された範囲で測られる、という側面を持っており、人間の持っている力や感覚、感情などでそういったテクノロジーで測れないもの、そして測られたくないもの、は沢山あります。

例えば、私たちの多様な感情、言葉で表せそうで表せない感情について数値で表すことができるでしょうか?

また、これらを見ないと判断ができない、信頼ができないという思考になっていたら、

ここでも使っていると思っていたものに、実は支配されている。

上記のような事物は、わたしたちに沢山の恩恵を与えていますが、その一方で、それらを過剰に頼りすぎることで、人間の潜在能力を使用する機会が減少し、その力が衰えていく可能性も同時に秘めているということです。

また同時に「過去」に前例のない事象が次々と起きてくる現代においては、テクノロジーから得られる情報と自分自身の感覚を併せて使用し、物事を取捨選択していく必要性があり、便利な道具や、エビデンス、数値などを利用することと、感性を培い、人間の潜在能力を引き出していくこと、その両方のバランスがとても大切なことだと感じています。

特にここ数年は、より強く。

そしてそのために重要な役目を担っているものの一つが「藝術」だと私たちは考えます。

もともと、「サステナブルヨガ®︎」というヨガスタイルを作り、ヨガの分野を中心に活動していましたが、二〇二三年は藝術の要素をより強め、ヨガなのか、藝術なのか、その境界線が曖昧になっていくような、言葉にまだなっていない、名付けようのない「何か」を探っていくような、「感」をテーマに、一期一会の「場(バ)」を作っていきます。

そういった意味からも、ヨガの一般的なクラス、ワークショップというような内容よりも、舞台芸術の分野でもよく行われている「ワーク・イン・プログレス」という形態を取ることも多くなると思います。舞台芸術の分野での「ワーク・イン・プログレス」のように、何か作品を発表したりするわけではないのですが、私たちなりに解釈している「 Work In Progress 」を。

だから内容も変化していくでしょう。


また今年は、皆様ひとりひとりと、より深く関わっていけるようにしたいので、今までより少人数の「場」にしていきます。


情報発信も、時代や資本主義と逆行していくかのようですが、SNSの利用頻度は最小限に、基本的にはホームページやブログでの情報発信になると思います。


MICHi-みち- は、それらの活動する際は、「ソトムラミチヒロ」という名義で活動していきます。こちらの名義は主にブログ媒体で情報発信していく予定です。


これらは、「今のところは。」ですが。
それらもまた変化するかもしれません。

それでは、またの発信でお知らせしますね。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。