こんにちは。
今週月曜日、旧暦では睦月から如月へ移り変わり、今日は、二十四節気の雨水の次候で、七十二候の第五候「霞始靆 (かすみはじめてたなびく)」となり、春霞がたなびき始める頃となりました。
春になると、冬の乾いた空気に比べて湿度があがり、大気中に細かな水滴や塵が増え、遠くの景色がぼんやりとかすんで見えることがありますが、こうした現象を「霞」と呼び、「靆=たなびく」は、霞や雲が層をなし、薄く長く漂っている様子を表しているそうです。
如月(きさらぎ)の語源には、
・春に向けて陽気が更に来る「気更来」
・春に向けて草木が生え始める「生更木」
このように様々な説があるようですが、私たちが住んでいる地域も、昨日は日中20度程ありましたし、ふきのとう、ヒヤシンス、タンポポ、なども見かけたり、虫を見かけたり、熊の目撃情報の連絡が上野原市からきたりと、自然や虫や動物たちも冬の眠りからゆっくり目覚めてきているようです。
私たちも、今年の如月の末日でもある、春分を過ぎ桜が咲き始める頃、『間環/アワイワ』というワーク・イン・プログレスを、新しく始めていきます。
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ワーク・イン・プログレス
『間環/アワイワ』
すでにくっきりと輪郭を与えられた、性質や意味や価値。
そういったものが形成される前の
ぼんやりとはしているけれど、確かに自分自身が感じている
浮遊するような、沈殿しているような、
新たに生まれ出てくるような感覚、質感。
イエス/ノー
に引き裂かれくていい。
名もない感覚、質感は名もないまま
そのままで
ポン
と在っていい。
それを体感するワークや
手を使って紙に記したり
伝え合ったり
する。
『 間環 /アワイワ 』 とは そのような場/バ。
これを読んだアナタは
これに参加したら何を得られるの?
と、感じたかもしれません。
そう、わたしたちは気付かぬうちに、
この思考形態になることが多いのです。
特定の正解を求めたり、ものごとを「白と黒」、
二項対立的に捉えようとしてしまう思考形態。
わたしたちが気付かぬうちに植え付けられた
この二分法的思考は、
情報の理解や判断を素早く下せたりする利点はありますが、
それと同時にそれが習慣化することで、
そこに当てはまらない感覚、気持ちなどを
見て見ぬふりをしたり、切り捨ててしまうことがあり、
それによって、悩み、傷つく方々、
社会に適合できないと思う方々、
自己否定をしてしまう方々を生む可能性も秘めています。
「過去」を根拠に作られ、
数値やデータは、
あくまでもその時代時代の最新のテクノロジーに
あらかじめ設定された範囲で測られる
という側面を持っている
エビデンスやファクト(事実)。
それらで測れないもの、測られたくないもの、
事物と事物、物事と物事の間にあって
それを感じていながらも言葉で表すことができていない
感覚、気持ち、
は
多様にあるからです。
その思考から離れ、
敢えて「特定の答え」をださない。
そのときその場でアナタが「感じたこと」が、
そのときのあなたが「得られたもの」です。
この「ワーク・イン・プログレス」は、
舞台芸術の分野での「ワーク・イン・プログレス」のように、何か作品を発表したりするわけではありません。
「永久の未完成これ完成である」-宮沢賢治『農民芸術概論綱要』-
この言葉を指針に、
継続して参加していくなかで、
言葉にならない感覚があったことに気付いたり、
自分という存在の変化やそのプロセスを、
感じる、記す、伝えあい、
主催者も参加者も共に、変わり続けていく。
これが、『間環 /アワイワ』 のワーク・イン・プログレスです。
4/2(日)の回では、ヨガの呼吸やポーズ、瞑想を用いながら、
器官ある身体と器官なき身体の間/アワイを旅するワーク、
それを通して感じたことをジャーナリングしたあと、
普段自分が感じていることで
他人に話しにくいなと感じていることも語り合える
座談会を行います。
●時 4/2(日) 10:30 – 13:30
●場 見晴亭
- 山梨県上野原市新田1053-3
- JR上野原駅北口より徒歩30秒
(新宿〜上野原駅から電車で約1時間)
●定員 4名
●コンセプト/構成/ファシリテーター
ソトムラミチヒロ (un./アン)
●食
●宣伝美術
nonoso (un./アン)
●主催 un./アン
※詳細、お申し込み方法は、プロフィールのリンク、またはハイライトからアクセス頂けますので、是非ご覧ください。
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ヨガ ト 藝術 ノ 間環/アワイワ
器官ある身体 と 器官なき身体 ノ 間環/アワイワ
意識 ト 無意識 ノ 間環/アワイワ
意味 ト 無意味 ノ 間環/アワイワ
善 ト 悪 ノ 間環/アワイワ
現実 ト 幻想 ノ 間環/アワイワ
此処 ト 其処 ノ 間環/アワイワ
ワタシ ト アナタ ノ 間環/アワイワ
其の
間 ト 環 ノ
ナ 二 カ
を 感 ジ アウ
一期一会 ノ 場/バ
で
アナタ と お会いできたら