『プラーナーヤーマと瞑想』の練習のポイント

アンダーザライトさんのオンラインサービス【ヨガ放題】にて毎週月曜19:15~19:45に担当しているMICHiのレギュラークラス『プラーナーヤーマと瞑想』、今週ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

アーサナ(ポーズ)の練習と同じように、プラーナーヤーマや瞑想の練習も、やればやるほど変化は早いですが、短期間がむしゃらにやってその後やらなくなってしまうよりも、量より質を大切に、練習を継続することで変化をより実感できる内容となっていますので、下記の点を大事にしながら、ご自身が無理のないペースで是非続けてみてください。

●プラーナーヤーマで心がけてほしいこと

1.心地良さを大事にする。
「心地良さ」を大事にして、自分にあった強度に練習を調整する。息が苦しい、心が辛いといった状態を感じたら我慢しすぎないようにする。

2.意識の継続性
吸い始めから吸い切るところまで意識を届ける。
吐き始めから吐き切るところまで意識を届ける。
つまり、呼吸へ意識を届け続ける。

3. 呼吸は繊細に優しく取り扱う。
呼吸が荒くなりすぎないように優しく取り扱う。
敢えて音を出していくプラーナーヤーマもあるが、基本的に呼吸音は出来るだけ小さくしていく。

●プラーナーヤーマの練習が終わった後の確認
・頭がクラクラしたりしていないか。
・呼吸の心拍数が早くなり過ぎていないか。
・心がハイテンションになりすぎたり、反対に気持ちが落ち込む感覚になったり、ザワザワした状態になっていないか。

もしこれらのような状態を感じていたら、「●プラーナーヤーマで心がけてほしいこと」で挙げた3点のどれかが抜けている可能性があるので、次回練習する際は強度を弱めて練習していくようにしてください。

●プラーナーヤーマと瞑想の両方で心がけてほしいこと
1.努力なしで、背骨がしっかりと体の中心で立てられ、身体全体が心地良く安定できる座位を確保する。
努力なしで長時間可能なのであればパドマーサナなどの座位で座る事が理想ではあるが、座ることに対して努力した状態にならないよう(足の痺れなどに意識を奪われてしまうため)、必要であればヨガブロック、ブランケット、ボルスターなどのプロップスを使用し、長時間座っても可能な限り心地良くいられる座位を確保し、プラーナーヤーマと瞑想の練習に集中できるようにする。

2.練習に入ったら、可能な限り無駄な動きを入れないようにする。
練習に必要なもの以外の体の動きを入れると、そこにエネルギーや心が持っていかれてしまい、プラーナーヤーマや瞑想の練習が一度そこで途切れてしまい、練習の質というものが変わってしまうので、練習に入ったら可能な限り無駄な動きを入れないようにする。

●おすすめ
・練習後にノートを書く。
目を閉じた練習の中で感じていることは写真や動画で記録できませんし、すぐに忘れてしまうので、後で鮮明に振り返ることが難しいです。練習をした内容、練習中に気づいたこと、練習中の感覚など、目を閉じて練習をするなかで感じたことを、写真を撮って記録するように、実際に言葉で書いて目に見える形で継続して記録しておくと、後で見返したときに気づきや学びや発見があります。また、ご自分の体験は他の方には体験できない一人一人違うものなので、記録しておくと自分だけの貴重な学びの本となります。

・アーサナとプラーナーヤーマと瞑想の継続した練習をする。
心地良く安定した座位を維持することはプラーナーヤーマや瞑想の練習でとても大切です。もともとプラーナーヤーマの練習は、ヨーガ・スートラもハタ・ヨガ・プラディーピカーといった古典でも、「アーサナ(ポーズ)が安定して快適にできるようになったらプラーナーヤーマを行う」という風に記述があるように、アーサナの練習がプラーナーヤーマの練習を支えてくれます。また逆も然りで、現代のヨガの視点からは、プラーナーヤーマの練習がアーサナの練習を支えてくれるともいえ、そしてそれらはプラティヤハーラ、ダラナ、ディアナといった練習とも同様な補完関係にあるといえるでしょう。

『ヨガ放題』には「見逃し配信」というライブ配信したクラスを再配信する、ヨガ放題会員様限定のサービスもありますので、こちらを活用すると、ライブ配信を見逃しても様々な素晴らしい先生方のアーサナやプラーナーヤーマや瞑想のクラスを受講でき、ヨガの練習の総合的な繋がりを感じながら練習を継続して深めることができるのでおすすめです。